ロキソニンの効果と副作用を9つの症状別(頭痛、胃痛、便秘など)に調査

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国民薬と言われるほど、多くの方が服用経験のあるロキソニン。市販薬のロキソニンSに関しては、「ポーチの中に常にロキソニンを入れている」という方も多いのではないでしょうか。

さらに「ロキソニンはあれにもこれにも効く!」というような、都市伝説かと思うほどの噂もネット上では見受けられます。

さて、そんなロキソニンの効果や副作用について、あなたはどれくらいご存知でしょうか?ロキソニンは「解熱鎮痛消炎剤」ということで、その効果もある程度は想像できるかもしれません。ですが正しく服用するためには、効果だけではなく副作用についても知ることが大切です。

そこで今回は、ロキソニンの効果や副作用などを紹介いたします。

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ロキソニンの頭痛への効果と副作用

期待できる効果・効能(効くまでの時間、持続時間、あける時間)

ロキソニンの効果の中で、もっともよく知られた効果と言えばやはり頭痛に対する効果かもしれません。ロキソニンには、ロキソプロフェンナトリウムという有効成分が含まれており、これが頭痛解消へとアプローチします。

ロキソニンの効果が出始める時間は個人差がありますが、服用後15分~60分くらい経過してくると、だんだんと頭痛の和らぎを感じてくるようです。効果の持続時間については、データ上は平均7.0時間とされています。

ロキソニンは、効果が出始めるのが早い一方で、その持続時間は比較的短いです。もし、また頭痛が再発した場合は再度ロキソニンを服用することも可能ですが、1回服用した後は4時間以上間隔を開けるように言われていますのでご注意ください。

副作用(注意する人、飲み合わせ・食べ合わせ)

ロキソニンの副作用の中で、もっとも起こりやすいと言われている副作用としては「胃部不快感」や「腹痛」が挙げられます。それら症状が重症化するケースはまれとは言え、やはり服用のしすぎには注意しなくてはなりません。

またロキソニンの妊娠中の投与については、その安全性が確立されていないため、出産予定日12週以内の方に対しては服用を避けるように言われています。この他、15歳未満の子どもへの投与も同じく安全性が確立されておらず、服用は避けなければなりません。

なお、65歳以上の高齢者の場合、生理機能の低下から薬が効きすぎてしまう可能性があるため、薬剤師と相談の上服用するかどうかを決めるようにしましょう。そしてロキソニンと飲み合わせが悪い薬のひとつには「風邪薬」が挙げられますので、服用の際には注意してください。

 

ロキソニンの歯痛への効果と副作用

期待できる効果・効能(効くまでの時間、持続時間、あける時間)

歯痛で苦しんでいるとき、その症状をロキソニンによって改善することも可能です。ロキソニンは痛み止めの一種ですから、頭痛以外の痛みを和らげるのにも効果的です。

またロキソニンには、腫れを引かせる効果や解熱作用もあります。ロキソニンの歯痛に対する効果が表れるのは、服用後15分~60分が目安です。

ちなみに歯医者で麻酔を使用した場合は、麻酔が切れる前にロキソニンを服用するようにすると痛みを感じにくくなります。効果の持続時間はデータ上は平均7.0時間となっています。

そのように持続時間はあまり長くないため、ロキソニンは「1日3回毎食後」という形で処方されることが多いです。処方薬であるロキソニンは1回2錠まで飲むことができ、次に飲むまでの間隔は4時間以上必要です。

副作用(注意する人、飲み合わせ・食べ合わせ)

ロキソニンの副作用としては、「眠気」や「むくみ」も挙げられます。ロキソニンは眠気を促す作用はないとされているものの、まれに眠気を感じる方がいらっしゃいます。

なお、眠気という副作用が生じるのは、その薬品が脳へ作用するかどうかが関わるとされていますが、ロキソニンに関してはそれはごくわずかです。またロキソニンの副作用によって重度の腎臓障害が生じた場合、むくみが出てくることがあります。ですから腎臓障害の既往歴がある場合は、ロキソニン服用の前にまずは医師に相談することが大切です。

そして、ロキソニンは「栄養ドリンク」との相性が悪いと言われています。これらを一緒に飲むことで副作用が出やすくなる可能性が指摘されているため注意しましょう。

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ロキソニンの吐き気への効果と副作用

期待できる効果・効能(効くまでの時間、持続時間、あける時間)

吐き気の症状がある場合にも、ロキソニンが処方されることがあります。ただ、吐き気の原因によってはロキソニンの効果は発揮されないと言えます。その吐き気が頭痛からくるものであった場合、頭痛を治すことで吐き気も和らいでいくという効果が期待できます。

ですからそれを狙ってロキソニンが処方されたり、市販薬のロキソニンSを服用したりすることがあります。このため、胃痛からくる吐き気や症状が吐き気のみであった場合、ロキソニンが使われることはありません。そういった場合に服用すると、症状が悪化するおそれがあります。

吐き気に対して効果が発揮される時間も上記と同様、15分~60分が目安で、持続時間はデータ上は平均7.0時間となっています。服用間隔は4時間以上開けてください。

副作用(注意する人、飲み合わせ・食べ合わせ)

頭痛からくる吐き気などの場合に服用されることがあるロキソニンですが、実は吐き気というのはロキソニンの副作用でもあります。ですから中にはロキソニンの服用後、吐き気を催したという方をいらっしゃるのです。

またアレルギー体質の方は、ロキソニンの服用に注意してみてください。人によってはロキソニン服用後に発疹や喘息発作といった症状が出る場合があります。

続いて注意したい飲み合わせですが、上記ではロキソニンと栄養ドリンクとの飲み合わせは避けるように述べましたが、もしどうしても栄養ドリンクを必要としているのであれば、アルコールとカフェインを含まない栄養ドリンクを選んでください。

最近は、就寝前に飲みやすいようカフェインレスの栄養ドリンクなどもよく見かけますので、そういった商品も比較的見つけやすいのではないでしょうか。

 

ロキソニンの胃痛への効果と副作用

期待できる効果・効能(効くまでの時間、持続時間、あける時間)

ロキソニンは痛み止めの一種ということで、「どんな痛みにも効く」というイメージを持たれている方もいるかもしれません。しかしキリキリと痛むような胃痛に対してはロキソニンの効果は発揮されません。

そればかりか、ロキソニンの服用によって胃痛を悪化させてしまう恐れがありますので注意が必要です。胃痛には「胃腸鎮痛鎮痙薬」というカテゴリの医薬品を使用しましょう。市販薬ですとブスコパンA錠などがその医薬品に該当します。

そういった市販薬を服用し、いったんは胃痛が治まったとしても、その後胃痛が続くという場合もあります。その場合、何らかの病気が疑われる可能性がありますので、速やかに医療機関を受診するようにしてください。

副作用(注意する人、飲み合わせ・食べ合わせ)

ロキソニン(ロキソニン60mg)の副作用のうち、発生頻度「0.1~1%未満 」に含まれるのが「胃部不快感」です。胃部不快感という症状には「胃痛」も含まれています。つまり、胃痛というのはロキソニンの効果ではないばかりか、ロキソニンの副作用でもあるということなのです。

ただし胃部不快感というのは「我慢できるほどの胃の症状」と言われているため、ロキソニンが原因と思われる胃痛はそこまで心配しなくていいかもしれません。また、ロキソニンにはこういった副作用があるため、ロキソニンと「ムコスタ」という薬が一緒に処方されるケースもあります。

ムコスタは胃の粘膜を強くするという効果があるため、ロキソニンによる胃部不快感を防ぐ目的でムコスタとロキソニンがセットで処方されるのです。

 

ロキソニンの腹痛への効果と副作用

期待できる効果・効能(効くまでの時間、持続時間、あける時間)

我慢できないほどの腹痛があると薬に頼りたくなりますが、そんなとき、安易にロキソニンを飲むのは良くないと言われています。ロキソニンによって腹痛が和らいだという経験をされた方もいらっしゃるかもしれませんが、炎症性の腹痛であった場合、ロキソニンの服用で痛みを取ることが、必ずしも良い方向に働くとは言えないこともあります。

それによって腹痛の原因というものを正しく診断できなくなっている可能性も考えられるためです。また、胃潰瘍などが腹痛の原因だとすれば、ロキソニンの副作用でそれらの症状が悪化する可能性もあります。

ただ、こうしたことについて過度な心配をするのもよくありませんから、すでにお飲みになっている方はそれを医師に報告の上、あまり神経質にならないようにしましょう。

副作用(注意する人、飲み合わせ・食べ合わせ)

ロキソニンの副作用のひとつとしては、「腹痛」も挙げられます。ロキソニン60mgの副作用の場合、腹痛の発生頻度は「0.1~1%未満 」となっています。

ロキソニン60mgの副作用には発生頻度が「0.05%未満」のものもありますので、それと比較すると腹痛の発生頻度は高いと言えます。しかし、腹痛の原因によってはロキソニンが処方されることもあります。

「尿路結石」「胆嚢結石」によって腹痛がある場合は、ロキソニンでそれを取り除くという治療が行われることもあります。こうしてみると、ロキソニンは万能薬と思うのももちろん良くありませんが、ロキソニンは腹痛にはNGと思い込むのも良くないと言えそうです。

 

ロキソニンの腰痛への効果と副作用

期待できる効果・効能(効くまでの時間、持続時間、あける時間)

腰痛の原因は複雑であり、そのタイプも数多く存在します。このため、どんな腰痛にもロキソニンが効果的というわけではありません。

ですが、いわゆる「ぎっくり腰」に対してはロキソニンの効果が期待できます。ぎっくり腰の初期症状の痛みでは、炎症による痛みも発生します。ロキソニンには抗炎症作用もありますから、その炎症による腰の痛みに対して効果を発揮するというわけです。

ぎっくり腰の初期症状があるうちにロキソニンなどで炎症を最小限に抑えることによって、早期回復を期待することもできます。効果が出始めるまでの時間が15分~60分程度が目安となり、効果の持続時間は平均して7.0時間と報告されています。またロキソニンの服用間隔は、4時間以上開けるようにしてください。

副作用(注意する人、飲み合わせ・食べ合わせ)

ロキソニンの副作用には、腹痛、胃部不快感、食欲不振、下痢などがあります。中でも消化器症状はロキソニンの副作用としてよく知られていますが、それを予防するためには牛乳などで胃の粘膜を保護してから服用するという方法も有効です。

ただ現在服用中の薬によっては牛乳と一緒に飲むと効果が薄れる場合がありますので、ロキソニン以外の薬を服用中の場合はこの方法はオススメできません。また、すでに慢性化している腰痛に対してはロキソニンの効果が期待できません

しかし、その服用によって一時的に痛みが和らぐため、炎症が原因ではない腰痛にお悩みでもロキソニンに依存してしまう場合があります。こうしたリスクがありますので、ロキソニンへ頼りすぎているという方は注意してください。

 

ロキソニンの便秘への効果と副作用

期待できる効果・効能(効くまでの時間、持続時間、あける時間)

ロキソニンの副作用のひとつに「便秘」が挙げられるくらいですので、ロキソニンは便秘には効果を発揮しません。ロキソニン60mgの副作用の発生頻度は、「0.1~1%未満 」「0.05~0.1%未満」「0.05%未満」「頻度不明」に分けられますが、このうち便秘は「0.05~0.1%未満」に当てはまります。

このため、ロキソニンによって便秘になる可能性は低いと言えますが、便秘はさまざまな原因が重なりあって起こるものでもありますので、それにロキソニンの成分が間接的に関わるという可能性も考えられます。

また、頻度不明に該当する副作用としては「腹部膨満感」も挙げられます。腹部膨満感とは、お腹の膨らみや張り感、圧迫感による苦しさなどを感じる状態のことを指し、便秘はこの原因のひとつにもなっています。

副作用(注意する人、飲み合わせ・食べ合わせ)

便秘体質だという方でロキソニンを日常的に服用しているという方は、それが便秘の原因のひとつになっている可能性が考えられます。便秘は体にとって良くないことですから、もしロキソニンやロキソニンSを飲むのがクセになってしまっているという方は、医師と相談の上、その服用頻度を少し減らしてみてもいいかもしれません。

なお、便秘がちの方の中には水分をあまり摂らないという方もいらっしゃいます。もし心当たりがあれば、いつもより積極的にお水を飲むことを意識してみてもいいでしょう。

この他にも、つま先立ちや腹筋などの適度な運動をすることも便秘解消に効果的だと言われています。便秘を解消すれば美肌にも良い影響が出てきますので、女性の方は特に意識してみてはいかがでしょうか。

 

ロキソニンの下痢への効果と副作用

期待できる効果・効能(効くまでの時間、持続時間、あける時間)

ロキソニンには多くの効果効能がありますが、残念ながら下痢には効果がありません。そればかりか、下痢という症状はロキソニンの副作用でもありますので、人によってはロキソニン服用後に下痢になってしまう方もいます。

ちなみにロキソニン60mgの副作用のうち、下痢の発生頻度は「0.1~1%未満 」となっていますので、他の副作用よりは比較的発生頻度が高いと言えます。下痢に苦しんでいる場合、下痢止めを飲むという方法がまず思い浮かびますが、ウイルスや細菌への感染による下痢に関しては下痢止めを使わないほうがいいと言われています。

一方、冷えやストレスなどが原因の下痢は下痢止めを使ってもいいと言われています。

副作用(注意する人、飲み合わせ・食べ合わせ)

ロキソニンの副作用に対する対策には、いろいろな方法があります。まず、基本中の基本として「ロキソニンは食後に飲む」ことを忘れてはいけません。食後にロキソニンを服用したほうが胃腸の副作用のリスクが下がるとされていますので、できるだけ何かを食べた後に服用するようにしましょう。

歯痛などでそれが難しい場合は、服用前に牛乳を飲むか、たっぷりの水と一緒にロキソニンを飲むようにしてください。ロキソニンは、比較的副作用の心配が少ない薬ではありますが、長期間の服用となると副作用のリスクが高まりかねません。

生理痛や頭痛などで服用する場合、症状がひどいときだけに使用するといった心がけも大切です。

 

ロキソニンの発疹への効果と副作用

期待できる効果・効能(効くまでの時間、持続時間、あける時間)

ロキソニンの服用によって、発疹という副作用が生じる場合もあります。発生頻度はかなり低く、極めてまれなケースと言えますが、もしロキソニン服用後にそういった症状が出たら、服用を中止し速やかに医療機関を受診するようにしてください。

なお、発疹や発赤、水ぶくれ、膿、皮膚の強いかゆみ、のどの痛みなどの初期症状が出た場合、「中毒性表皮壊死融解症」を発症している可能性があります。この症状は薬疹においてもっとも重症と言われています。

ただしロキソニンというのは、プロドラッグ製法という、副作用の発生リスクを抑える製法により作られた薬品なため、重ねて申し上げますが上記のような重い副作用が起きるケースはごくまれです。

副作用(注意する人、飲み合わせ・食べ合わせ)

2016年3月22日、厚労省はロキソニンの重大な副作用の項目に、小腸・大腸の狭窄・閉塞を含めるように指示を出しました。その当時、この件は大きく報道されたためロキソニンに対して危険なイメージを持たれた方も多かったかもしれません。

数年で6例、そういったケースが報告されたということで、今回重大な副作用の項目に含める内容が増えたわけですが、上記と同様に、こうした重大な副作用が起きるケースはごくまれであると言えます。

数年で6例というと多いように感じるかもしれませんが、ロキソニンの年間使用量は膨大ですので、発生頻度はやはりかなり低いと言えます。ですから必要以上にロキソニンの副作用に対して過敏にならないほうがいいのではないでしょうか。

 

まとめ

さて、今回ロキソニンのさまざまな効果や副作用、飲み合わせの注意点などをいろいろと紹介してきました。

ロキソニンは国民薬とも言われるほど流通量が多く、たくさんの方が使用経験があるものですので、こうした情報について把握しておくことはとても大切です。また、市販薬のロキソニンは一般に「ロキソニンS」と言われます。

ロキソニンSシリーズはドラッグストアなどで気軽に購入することができますから、処方薬のロキソニンよりはこちらのほうが更に身近な存在かもしれません。ロキソニンSをご購入の際やロキソニンを処方された場合は、使用上の注意をよく読み、用法用量を守って正しく使用することを忘れないようにしましょう。

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